Affirming Gia Lai’s Position on Asia’s Specialty Coffee Map
BaKa CoffeeとNK HOLDINGS──日本市場を見据えた精密かつ持
続可能な戦略的提携
2025年ジャライ貿易振興・輸出促進カンファレンスにて開催されたパネルディスカッションでは、地
元企業がそれぞれ、ジャライ産農産物の国際展開における可能性と課題を共有しました。
パネルディスカッションの様子
中でも注目を集めたのは、BaKa Co., Ltd.代表 Mr. Phan Ba Kien氏によるプレゼンテーションです。同
氏は、日本市場を見据えた特産コーヒーブランドの構築と、高品質な農地開発に向けた戦略的
ンを示しました。
「“クリーンなコーヒー”はもはや差別化要因ではありません。国際市場で生き残るための最低条件で
す」と、Kien氏は語ります。
BaKa社は現在、栽培から輸出までを一貫して手がけるジャライ有数の企業であり、年間500~600ト
ンのアラビカ種を生産。特に、栽培が困難ながらも国際的に高評価を受ける在来種のアラビカ豆に特
化しています。
次のステップとして、地理的表示「Gia Lai」を冠した製品ラインの開発に着手。トレーサビリティと
品質の一貫性、そして地域の物語を備えたプレミアムブランドを確立します。また、地域農家との契
約栽培を進め、NK HOLDINGSとの協業のもと、ラオスにおける原料地域の拡大にも
り、国境を越えた安定供給体制の構築を進めています。
日本代表団がBaKaコーヒー農園を視察
NK HOLDINGS──グローバル市場への統合をリードする戦略的
パートナー
マーケット開拓と輸出戦略に特化したNK HOLDINGSは、BaKa社の中核的パートナーとして、以下の
分野で支援を提供しています。
- 「Gia Lai」ブランドのスペシャルティコーヒー商品の開発
- トレーサビリティと物語性のある商品を求める日本の小売業者・食品メーカー・サービス業界との
橋渡し - パッケージデザイン、法令文書、国際認証、ブランド戦略のアドバイス
- 日本市場基準に準拠した加工施設および生産体制への投資、スマート農業技術の導入・拡張
この協業は単なる技術支援にとどまりません。Gia Laiコーヒーを世界のバリューチェーンに組み込む
ための、中長期的なブランド戦略の共同構築です。
BaKa農園での現地視察にて、NK HOLDINGS代表Ms. Kristina Hagiwara氏は次のように述べました。
「私たちは単に商品を売るのではなく、生産者とともに歩みながら、ブランド化・トレーサビリ
ティ・持続可能性を備えた“世界に通用する商品”を育てています。」
視察の場では、NK HOLDINGS代表 Ms. Kristina Hagiwara氏が挨拶を行い、ザライ産スペシャルティコーヒーを世界市
場で輝かせるためには、「ブランド力の構築」「トレーサビリティの徹底」「日本基準に準拠した生産体制」が不可欠で
あると強調しました。
長期的政策支援と「四位一体」モデルの重要性
BaKa代表のKien氏は、次のようにも強調します。
「私たちには、ブランディング、広報、国際展開に向けた長期的な支援が必要です。小規模事業者に
とって、専門パートナーや政策的な後押しなしには成し遂げられない分野です。」
ベトナムのコーヒー産業が“量”から“価値”へと移行する中、以下の要素を統合した「四位一体」モデ
ル
──企業主導、農家参加、専門家支援、政策連携──
の構築が不可欠です。この枠組みにより、短期的な価格競争から脱却し、長期的な品質とブランド価
値への転換が可能となります。
日本代表団のメンバーはジャライ貿易振興・輸出促進カンファレンスにて、BaKa社自慢のコーヒーを試飲。その味と香り
を通じて、この地域が持つスペシャルティコーヒーとしての可能性を肌で感じました。
ジャライのコーヒーから──ベトナム農業の新たな挑戦
BaKa社は、地域に根ざしながらも、プロフェッショナルで戦略的な視点を備えた新世代企業の象徴で
す。
NK HOLDINGSの支援のもと、ジャライ産コーヒーは単なる「原材料」ではなく、トレーサビリ
ティ・国際認証・物語性を備えたブランド商品として再定義されつつあります。
この進化は、ベトナム農業の大きな転換点を象徴しています。今やベトナムは、単なる農産物の供給
国ではなく、**プレミアム食品・飲料市場で存在感を高める“発信国”**へと変貌しようとしていま
す。